松本洋一郎のフレームビルダー的な日々
クロモリオーダーフレームの製作、クロモリフレームの修理・改造の進展状況。パーツなどの新製品や、新入荷品の紹介、イベント情報。活動報告など、サイクルスポーツに関するいろいろ。
インボリュート曲線
2018年03月23日 (金) 16:45 | 編集
クロモリフォークの形には大まかに分けてストレートと曲線とがある。

ストレートはその名のとおり真っ直ぐなフォーク。

しかし、曲げフォークにはいろいろな曲げ方があって

注文品ならお客様の好みで曲げるが

そうでない場合(見本)は自分の好みで曲げる。

フレームの製作を始めた頃はいろいろな形を試してみた。

26インチのリムに沿わせて曲げたこともある。

上の方まで平均的に曲げ、600アールと呼んでいた。

この形でも随分作った。

しかし、この形はそのうちに飽きた。

サイクルイベントに出かけたとき、いろいろなフォークの形を研究した。

その中で一番しっくり来るのはチネリのフォークだった。

厚さが3センチくらいの鉄の板を買ってきて自分でカットし、

ヤスリを掛けて作った冶具で曲げて試したがどうしても気に入った曲げにならない。

師匠に相談すると、インボリュート曲線でやってみたら、とアドバイスをされた。

初めて聞く言葉だった。

早速、ボール紙にインボリュート曲線を引き、

自分の好みの形のところを切り取り

鉄板にマークを付け機械や、ヤスリで仕上げた。

それが今でも使っているフォーク曲げの冶具。



DSCN5451.jpg
先曲げフォーク オフセット50ミリ

先曲げ
先端部分

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